平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支部補助金(試作開発等支部事業)に採択されました。 120インチの大型次世代大型タービンブレードの3次元曲面を100分の5~10ミリの精度で加工! |
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3次元曲面の複雑形状を高精度切削研磨 | |
電力発電において蒸気エネルギーを効率よく回転運動に変えるための重要な部品はタービンブレードです。 タービンブレードはより効率を高めるため年々大型化し、3次元曲面が複雑化し、さらなる高精度化が求められています。 この背景には、CO2削減や天然資源の枯渇問題など、地球環境への対応が迫られている実情があり、 燃費効率の向上が求められています。日本の取り組みとしては、「低炭素社会の行動計画」に於いてゼロエミッション電源を50%以上とする目標があります。 | |
高精度の加工技術を必要とする次世代大型タービンブレードを5軸制御の高剛性、高精度の多軸複合加工機で加工。 納期も短縮、コストダウンも実現しました。 |
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タービンブレードの切削に用いる工作機械は、高精度な多軸複合加工機が必要となります。 |
工程集約によるメリット 加工精度に影響しない
治具製作費の削減 リードタイムの短縮 中間仕掛かり在庫の削減 段取り時間の削減 中間運送コストの削減 |
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森精機が誇る横型マシニングセンタ・NHシリーズのミーリング能力と CNC旋盤・NLシリーズの旋削能力を、独自に開発した最先端技術を余すところなく結集させることで 実現した「究極の複合加工機」、NTシリーズ。多彩な加工を1台で行い、中間仕掛かりの品の削減や、 機械間のワークを受け渡し時に起こる作業停滞を解消。素材を製品へと加工する流れ(スループット)が改善され、生産性が飛躍的に向上しました。 | ||
100分の5~10ミリの要求精度を実現しました。 また、加工工程を複合加工機1台で行うことで納期を1/3に短縮することに成功しました。 |
切削加工後ツール跡の実物大 精緻な切削が研磨工程の短縮につながっています。 |
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大西製作所の検査室では様々な形状に合わせた、三次元塵標測定器・輪郭形状測定器・デジタル測定器などを使い分け、寸法精度2ミクロン以下の精度を追求しています。 | ||
三次元座標測定機 カールツァイス PRISMO7-NAV1 |
三次元測定機 ミツトヨ BRT707 | 真円度測定機 ミツトヨ RA-2100DH |